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特別対談②

歌手 由紀さおりさん × 医師 永井英明先生 歌手 由紀さおりさん × 医師 永井英明先生

肺炎予防はつづけることが大切です

肺炎予防の大切さはわかっていても、つづけることはなかなか大変です。
そこで、予防をつづけることの重要性を
改めて専門の先生にくわしく教えていただきます。

左:永井英明先生(独立行政法人国立病院機構東京病院 感染症科部長)
右:由紀さおりさん

年を重ねるほど、肺炎のリスクは高くなります。

由紀さん私くらいの年齢になると、より肺炎に気をつけなければならないそうですが、それはなぜですか。

永井先生普段は元気でも年を重ねるほどにからだの抵抗力は落ち、感染症などの病気にかかりやすくなります。また持病のある方は、感染症をきっかけに持病が悪化し体調を崩しやすいのです。

由紀さん年々肺炎にかかりやすくなっていくのですね。

永井先生その通りです。65歳を過ぎ、高齢になるほど肺炎による死亡率は上がります。肺炎で亡くなる方の約98%は65歳以上です。

肺炎で死亡する割合 肺炎で死亡する割合

由紀さん肺炎でどんな症状が出るのですか。

永井先生通常、肺炎では、高熱や咳・たんがでますが、高齢者の場合、症状が軽く、高熱などの典型的な症状が出ないことがあります。なんとなく元気がない、食欲がないというだけで受診せずにいて、治療が遅れるケースもあるのです。

由紀さん家族や周りの人の気づきが大切ですね。

永井先生さらに糖尿病や肺気腫、心臓に持病のある方などは一気に容体が悪くなることがありますし、入院による運動機能の衰えで車椅子や寝たきりになったり、認知症のリスクも高くなります。

由紀さん一命はとりとめても、その後の暮らしを大きく変えてしまう病気ですね。

永井先生だからこそ、高齢になるほど、肺炎予防はつづけることが大切です。

危険なのは、目立たない誤嚥。

由紀さん誤嚥性肺炎とはどういう病気ですか。

永井先生年を取ると飲み込みが悪くなりむせて、食べ物と一緒に気管に細菌が入り込むことがありますが、特に高齢者では〝目立たない誤嚥〞による肺炎に要注意です。どの年齢の方でも寝ている間に唾液が気管に入っていくことはありますが、嚥下反射や咳反射で防いでいます。高齢者の場合、異物を外に出す力が弱いため、唾液が肺の中に入ってしまい、こうした唾液に肺炎球菌などの細菌が含まれていると、肺炎を起こすことがあります。誤嚥性肺炎の多くは唾液に含まれる細菌が原因なのです。

由紀さん誤嚥性肺炎を防ぐにはどうしたらいいですか。

永井先生第一に口腔ケアです。寝る前のブラッシングや口の中を隅々までよくゆすぐこと。

由紀さん入れ歯、義歯のある方は隙間も念入りに磨くとか。

永井先生そうです。歯医者さんで歯垢の除去、虫歯の治療も大事。よく噛める歯なら、しっかり食べ物を噛んで飲み込む力も維持できます。

大切なのは、毎日の予防とからだの抵抗力。

由紀さん口腔ケアのほかに、肺炎を予防する方法は?

永井先生うがい、手洗い、マスク。毎日の感染予防が大切。病気に対抗するには、基本的には体力勝負ですから、規則正しい生活、栄養バランスの良いたんぱく質の豊富な食事で抵抗力を保つことです。もちろん予防接種することも大切です。ひとつひとつの予防をしっかり実践することです。新型コロナウイルスの流行もありますが、もともとインフルエンザや肺炎球菌などの細菌による肺炎で亡くなる方が多くいらっしゃいます。感染症が流行しているときは、人混みを避けることも肺炎予防の知恵のひとつ。これからの人生を楽しむため、自分を守るためと思って、肺炎予防をつづけてください。

由紀さんはい、わかりました。今日お聞きした肺炎予防を含めてからだをきちんと管理して、そして1年、2年先の仕事のお話しがあっても「ぜひ、やらせてください」と言える自分でいたいと思います。

対談 令和元年12月 / 追加編集 令和2年7月
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